首の痛み
首の痛みには、「筋肉・関節の痛み」と「神経の痛み」の2種類があります。
「筋肉・関節の痛み」を引き起こす代表的な疾患
頚椎症
首の骨(頸椎)同士の関節が痛んでくる病気です。中には、首の神経(頚髄)を圧迫し手術が必要な場合もあるため、MRIの検査が有効な場合があります。
関節リウマチ
関節リウマチは手や足の関節に起こりやすいですが、首の骨(頸椎)にも起こる場合があります。
外傷性疾患
交通事故や場合によっては転倒などの軽微な怪我によって、首の骨(頸椎)が骨折したり、筋肉・関節が傷んだりしてしまうことがあります。交通事故による怪我に対しても、当院では診察・治療を行っているため、心配な方は受診をしてください。
「神経の痛み」を引き起こす代表的な疾患
頸椎椎間板ヘルニア
首の骨(頸椎)同士の間にクッションとして挟まれている椎間板が神経を圧迫し、首の痛みの他に、肩や手足のしびれを引き起こします。診断するためには、MRIによって椎間板や神経の状態を確認する必要があります。
脊柱靭帯骨化症
首の神経(頚髄)の周りの靭帯が骨化して硬くなり、神経を圧迫する病気で、原因は未だに解明されていません。首の痛みの他に、肩や手足のしびれを引き起こします。骨化した靭帯自体はレントゲン(X線)検査で確認することができますが、どれくらい神経が圧迫されているかはMRIでないと確認できません。